アフレコレポート

アフレコ現場にお邪魔して、ホロ役の小清水亜美さん、ロレンス役の福山潤さん、アマーティ役の千葉紗子さん、マルク役の小山力也さん、ラント役の笹島かほるさん、ディアナ役の渡辺明乃さん、脚本の荒川稔久さん、高橋丈夫監督に第2期の見所やキャラクターの魅力など様々なお話を聞いてきました。

アフレコレポート

演じられるキャラクターの魅力・演じられる上で気をつけている点

小清水 「ホロの魅力は耳と尻尾がついているところと、そしてコロコロ変わる表情が魅力だと思っています。また、おいらん言葉のしゃべり口調なんかも魅力のひとつかなと思います。」

福山 「ロレンスは大変お人よしな、そして女性関係に関しては朴念仁な男です。一生懸命なまっすぐさとその人の良さが、にじみでる感じで出来ればいいなと思っています」

千葉 「アマーティは行商人をやっていまして、若いのにすごく頭もきれて、仕事がよくできる男の子です。自分自身青年役をやるのが今回初めてだったので、とても緊張して不安なまま現場に入ったんですが、亜美ちゃんが励ましてくれたのでとても楽しくやることができました。」

小山 「マルクのいいところは僕にはない、クリクリのまあるいおめめと、そしてお茶目なあごひげです。そして、マルクは自分の社会における役割や生き方を把握してロレンスにアドバイスし、友情も伝えることができる、見上げたおひげの青年です。」

笹島 「ラントはマルクさんに一生懸命仕えている少年です。マルクさんのあごひげがチャームポイントなら、ラントはそばかすですね。とにかく一生懸命な少年です。とにかく誠実に真っ直ぐという気持ちが伝わればいいなと思っています。」

渡辺 「ディアナの魅力というのは長い長い黒髪とつかみきれないミステリアスさ、というところだと思います。演じる上で、相手に自分の正体だったり心のうちをつかまれないようにかわしつつ、核心は突く様に気をつけました。」

アニメ第2期が決定した時の感想、また2期で力を入れようと思った点

高橋 「 2期で特に力を入れるっていうより、今までの雰囲気をどうやって持続していくかっていうところで作っています。」

荒川 「ロレンスとホロ二人の関係はちょっとずつでも進行しているのでそこをどんな風に描けるかというのが自分の楽しみでしたし、実際書いてみて楽しかったです。そこはみなさんに是非見ていただきたいです。」

第2期の収録の様子・感想は?

小清水 「今回、役者半数以上が初参戦なのにもかかわらず、前回と同じくおだやかな時間と緊張感のメリハリがある楽しい現場になっているなと思っております。これが狼と香辛料の力なのかもしれませんね。」

千葉 「珍しく人数が少ない現場ですごく落ち着いていて、大人な現場だなという印象です。狼と香辛料という作品が出している淡くてゆったりとした雰囲気が流れている…そんな現場だったなとおもいました。」

夏ごろにDSゲーム最新作「狼と香辛料 海を渡る風」の発売が決定しました。

小清水 「前作はロレンスが出てなかったんですけど、今作から参加するらしいということで、本線の原作と近い風になっていくのではないかなと想像しています。」

福山 「前作はロレンスの出番がなく、主人公の先輩行商人という役で僕は出ていましたが、すごく貴重な経験をさせていただきました。今回は、ロレンスが出るということで、どんな活躍をするのかはまだわからないのですが、みなさんお楽しみに!」

これから見られる視聴者の方に見所・メッセージを。

笹島 「ホロとロレンスがこういう気持ちの流れできたんだろうなっていう事や、2人がいろんな所を旅して来て色々あった事が、途中から見たとしても、すごくわかりやすいなと思っています。」

小山 「いろんな魅力的なキャラクターがいるんですけど、そのキャラクターの一番目立つ一面的なところが、どかんと出ているのではなくて、その人間の多面性がとても面白いなと思いましたし、やりがいのあるところでもあります。人間の多面的な部分をいろいろ味わっていただけると、何度見ても美味しいのではないかと思います。」

千葉 「アマーティの特徴は真っ直ぐ過ぎるところでしょうか…そして、今期の狼と香辛料IIを見て、人のモノを盗っちゃいけないぞ、っていうことをみなさん学んでください。」

渡辺 「この作品は会話劇なので、いつも以上に一緒に演じている方のお芝居、気持ちの変化を気にしました。派手なアクションなどはありませんが、会話の中でのバトルや、恋愛、経済学など・・・。楽しんでいただけたらと思います。」

荒川 「会話が長く続くので、1期のときは不安でしたが、2期になるとやっぱり勝手もわかってくるし、監督のコンテが出来上がってみたときに、すごくまた面白く出来上がっていたので、これはかなりより良い感じなっているのではないかな、という風に思っております。」

福山 「今回は大切なものを失うかもしれないという、大変心の痛い危機をロレンスは味わっています。やはり人間関係、特に男女の関係っていうのはマニュアル通りにはいかないものだなっていうことを、この物語で大変楽しめるのではないでしょうか。」

小清水 「1期では見ることのなかったホロのもっと深い部分が、見えてくるシーンが多々あると思っています。ホロとロレンスの会話や距離を楽しんでいただけたらうれしいなと思います。」

高橋 「全編ほとんど会話で成立している作品なので、役者側にも、ほかの現場よりもけっこう無理を強いているのかなと思うんですけど、その熱意が視聴者の皆様に伝わるといいな、と思います。」

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