商売のポイント

絵画商の目的

絵画商であるユーグは、銀細工師フランに世界各地の絵を描いてもらっている。その理由はもちろん商いのためであるが、金儲けが目的ではない。ユーグはケルーベで画商を営み、フランのような絵を描ける人々の協力を得て、自分と同じような人ならざる者たちのために、捨てざるを得なかった故郷の様子や、月を狩る熊による災厄以降、帰ることのできなくなった場所の絵を集めては売っている。失われつつある仲間たちの故郷を絵に残しているのだ。

天使の伝説のある村タウシッグ
ケルーベの北側、長く広く北の地に横たわるロエフ山脈の麓にある小さな村。村の近くにある森の中の湖には、天使が舞い降りたという伝説がある。また、森には魔女が住んでいるという噂まである。

フラン・ヴォネリ

褐色の肌をした銀細工師の少女。本業は銀細工師だが、生きる糧は絵で得ている。タウシッグの天使の伝説を追っている。

ハフナー・ユーグ

ケルーベで絵画商を営む羊の化身。ハスキンズの仲間でもある。失われつつある世界の風景をフランに絵にしてもらっている。